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法人内研究発表会

2012年10月20日 12:50~17:05 秩父地場産センターにて 
法人内研究発表会が開催されました。

研究発表一覧

室内環境改善 ~使いやすさを求めて~
介護老人保健施設やまざくら デイケア

 毎日の仕事のなかで室内環境に目を向けた時に利用者様目線に立ってみると、テーブルの杖立ての不足や、しっかり固定されていない為傾いてしまったり、車椅子、歩行器などの置き場所がなく通路を狭めてしまったり、トイレのペーパー、洗面台のペーパータオル等の設置位置が悪く取りにくいなど、私たち職員が見えていなかった点が多い事に気付き、より利用者様が使いやすく、過ごしやすい室内環境を提供し事故を未然に防ぐ為の整備を行う事とした。利用者様からの不便な点等の聞き取り調査や、職員間で問題点を模索し、全11項目の改善点を上げた。既に改善完了した項目もあるが、改善途中のものやまだ取り組めていないものもある為、早急に完了できるよう進めている。

人間ドック -利用率を上げるためには?-
埼玉よりい病院 事務部 医事

 埼玉よりい病院では、人間ドックを月・水・金で行っている。ドックの統計では少しずつ新規利用者が減っている為、「新規利用者が増えるには」「利用者がどう感じているのか」「オプション利用を増やすには」この3点に着目し、アンケートで調査をした。その結果、改善すべき点が出てきた。まず、検査着のズボンのゴムが緩いとの意見があり、すべてのゴムを新しくした。パンフレットが見にくいとの意見には金額・所要時間付け加え、血液検査のプリントを同封することとした。待合室には、パンフレットを置き自由に持っていけるようにした。今後の課題が見えてきたので、予約枠を増やし、検査項目の追加、控え室や検査機の設備を整える、これらを今後検討する必要があるが実現は難しい為、利用者の満足度を上げる為サービス、環境づくりを行い、これからも改善をはかる事で今後の利用率を上げていく。

皮膚組織灌流圧(SPP)測定の有用性
-重症虚血肢(CLI)の早期発見・治療に努めて-
秩父第一病院 透析室

 透析患者の生命予後を大きく左右する要因として下肢切断がある。
現在、透析歴5年以上の長期透析患者の割合が50%以上、導入時平均年齢も67.8歳と高齢化が進んでいる。また、透析導入原疾患として、糖尿病性腎症、腎硬化症が過半数を占め、下肢切断例も増加傾向である。
 そこで今回足病変の早期発見を目的とし、SPPに注目し測定を試みた。事前にフットチェックを行い、症状のある患者を中心に同意を得られて37名を対象に測定。20名が糖尿病患者で平均SPPは54.37±26.9mmHg、非糖尿病患者は、62.5±29.6mmHgであった。またフットチェックの結果を元にCLIに対する早期治療が必要とされた3症例のSPP・PVR・UTの算出。そして下肢症状とPVRをスコア化し、SPPとの相関を表し、当院でのCLIの判断基準とした。

『尿もれ・汚染防止』への取り組み』 
~オムツの機能を生かした排泄ケア~
秩父第一病院 新館一階病棟

 新館一階病棟では、オムツの重ね当てや職員個人の主観による統一性のない当て方が行われていた。そこで、オムツの知識を深め、正しいオムツの当て方を学ぶ目的で研修を行い、研修前後の漏れの状況、使用方法、オムツの使用金額の差について調査を行った。
 基本の当て方を行ったうえで、それぞれのオムツの吸収量の把握、適切なオムツの選択、当て方の工夫、排尿パターンの調査などが重要であることを学ぶことが出来た。

個別ケアの第一歩は利用者様を知ることから 
-利用者様が一目で見られるグラフへの取り組み-
介護老人保健施設やまざくら 2階療養棟

 個別ケアに取り組むにあたり、簡単に総合的に利用者様を知る方法として、ナイチンゲール研究から生まれた「KOMI理論」と「KOMIシステム」を知り、利用者様から得た情報をもとに「生命過程」「生活過程の認識面」「生活過程の行動面」のグラフを作成しアセスメントしました。
 情報を収集し3つのグラフを作成することで、そこから見えてくる対象者の全体像を知り、現在の対象者の問題点を知ることができました。この問題を解決していくことが、個別ケアに繋がると考えました。個別ケアは、利用者様を見ることから始まり終わるのではないかと改めて考えさせられる。今後も「KOMI理論」「KOMIシステム」を活用し、個別ケアの質の向上を図り、利用者様の満足度の向上に繋げていきたいです。

入浴拒否する利用者への対応
介護老人保健施設やまざくら 3階療養棟

 入浴は身体の清潔を図ったり、精神的、肉体的な苦痛と緊張を緩和させ、皮膚の新陳代謝をよくしたり、排泄作用の促進と睡眠を助長するものである。また職員にとっても利用者の皮膚の異常や全身の状態を知る大切な時間である。
 3階療養棟には認知症の利用者様が多く生活されており、入浴拒否される利用者様がいる為、その利用者様に気持ちよく快適に入浴していただく為にはどうしたらよいか考え、業務の拡大につなげられるよう研究のテーマとした。
 今回の研究を行い、対象者ごとに入浴拒否の減少された方、あまり変化の見られなかった方など個別の変化が見られた。入浴拒否する利用者様のそれぞれの理由を見つけだし、それに適合した介助の方法、浴室の環境を提供する事により拒否はなくなるように感じた。
清潔の保持ができるように、拒否の理由の究明とそれに対応した快適な入浴環境の提供を今後も続けて行きたい。

子どもの姿とジェンダー感 
-男の子と女の子は何が違うのか-
介護老人保健施設うらら 保育室

 赤ちゃんの頃はあまり意識することもない男女の性差ですが、次第に「男の子らしさ」「女の子らしさ」が顕著にあらわれてきます。遊びの嗜好や遊び方の違い、攻撃性や活発さなどの性質の違い、言葉の習得や行動パターンの違いなど、性別による違いが見られるようになります。
 性差に影響を及ぼす要因としては、両親の価値観や考え方などの家庭環境やきょうだい関係、男の子、女の子はこうあるべきといった社会的価値観による固定概念などが考えられます。
 現代ではジェンダーフリーの概念により、職業の面でも、今まで男性の職業、女性の職業とみなされていたところへ異性が進出していく等の変化がみられています。「男の子だから、女の子なのに」といった押しつけの概念で、子どもの能力の芽を摘み取らないよう接していくことが大切であり求められます。

楽しく、明るく、元気よく ~クラブ活動の効果~
介護老人保健施設うらら 2階療養棟

 うらら2階療養棟では、毎日のレクリエーションのパターンが決まり、マンネリ化してきてしまった。この問題を解決するためクラブ活動を提案し、より広く余暇活動を利用者様に楽しんでいただくため、書道クラブ、手芸・折り紙クラブ、塗り絵クラブ、華道クラブ、新聞クラブ、ゲームクラブ、音楽クラブ、おやつ企画クラブの8つのクラブと、全体では、体操レクを実施し、活動の様子を観察した。  
 実施最終日にはクラブ発表会を設け、クラブ活動の内容や感想を利用者様一人一人に述べて頂いた。目に見えての効果としての結果は得られなかったが、利用者様の笑顔や楽しんでいる姿を見ることが出来た。
 今後は、このクラブ活動を通して得られた結果をそのままにせず、利用者様に楽しく、明るく、元気よく生活していただけるよう、毎日のレクリエーションに力をそそいでいきたい。

音楽リハビリテーション
~小集団の音楽活動がもたらす利用者への効果~
介護老人保健施設うらら リハビリテーション科

 私たちうららリハビリテーション科では、入所の利用者に対し、作業療法士による小集団での音楽活動を用いたリハビリテーション(以下、音楽リハと略す)を今年度より週1回の頻度で実施している。実施する際に、音楽リハに対する1人1人の目的を明確化した。実施方法として、見当識の確認、歌唱、曲の合間に回想法を取り入れた。本研究は認知症をもつ利用者のうち健康状態が安定している3名を対象に、その効果の検証を全9回にわたり実施した。結果、評価表による評価では数値的な変化は見られなかった。しかし、観察での評価では、普段の生活と比較したとき、活動中との様々な変化を見ることができた。

腰痛予防における取り組み 
-ストレッチと青竹踏みを取り入れて-
介護老人保健施設やまざくら 4階療養棟

はじめに:日本人の八割以上が生涯において腰痛を経験している腰痛大国である。 目的:1.腰痛の軽減  2.腰痛予防 方法:腰痛のある職員に同じ青竹踏みを用意し自宅にて、青竹踏みとストレッチ体操を行って頂き、体操実施前後に症状を調査し、前屈の数値を測定し比較する。 まとめ:腰痛の程度や仕事の動作内容で、体操を取り入れた中でも全ての実施者に明らかな効果が見えなかった。体操を取り入れる前は、各自腰痛の自覚はあったが具体的な予防策を実施するまでには至っていなかった。腰痛予防への意識づけを行う事が出来た。腰痛の軽減の他にも、便秘も改善されたり良眠出来る様になったりした職員もいた。前屈に関しては、ストレッチ体操の効果なのか全ての職員が以前より曲がるようになった。1ヶ月だけの結果だが、継続して行えば今以上の結果を期待できると思われる。

介護予防事業追跡調査結果報告
介護老人保健施設やまざくら リハビリテーション課

 平成21・22年度の当施設における介護予防事業参加者を対象に、事業終了後3ヶ月後および6ヵ月後に追跡調査を行い、結果と効果の継続について考察した。計60名、平均年齢76.6歳の対象者に対し、身体機能評価とアンケート調査を行った。結果は、身体機能については大部分の項目で機能が初期評価時より高いレベルで維持されていたが、高まった機能が徐々に低下する項目も少なくなかった。アンケートでは、日常生活での活動性増加傾向を示す回答などが得られた。これらの事から、介護予防事業で高まった機能を高い状態で維持する為には、事業終了後の運動習慣の獲得を意識したプログラムの導入や、フォローアップが必要であると考察した。

当院入院患者におけるADLの現状と考察
秩父第一病院 リハビリテーション科

 我々セラピストは毎日患者様に対してリハビリテーションを実施しているが、それが患者様のADLに対してどのような影響を与えているのか、具体的に数値化し検証する機会が少なかった。
 そこで今回、普段行っているリハビリの効果が本当に患者様の「しているADL」に反映されているのかを確認するためにFIMを用いて評価を行い、当院における患者様の現状を把握、それについて考察した。
 リハビリ場面では多くの患者様が機能の改善を示したが、実際の生活場面でのADL能力を示すFIMの数値としては、大幅な改善は認められなかった。しかし、意欲・発動性などメンタル面で向上した方がかなり多く見受けられた。また長期間を要して改善する患者様も多いため、短期間の調査では変化を把握できなかったことも予想される。
 ADL能力の改善も重要だが、長く関わり信頼関係を築くなかで、患者様の身体機能・精神機能の僅かな変化を捉え、点数には現れないQOLにも目を向けていくことが重要だと考える。

当施設入所者の使用車いすの現状についての報告
介護老人保健施設うらら リハビリテーション科

 当施設では日中の離床を促している。その弊害として車いす座位での不良姿勢や褥瘡の発生等の問題が生じているため、数年前からリハビリテーション科が中心となりシーティングに取り組んでいた。しかし、現在でも不良姿勢や褥瘡の発生例が認められており、より良い対応が求められている。本研究では、日本シーティングコンサルタント協会で実施されているHoffer座位能力分類(JSSC版) を使用し、利用者座位能力と使用車いすの適合差において調査を行った。結果、Hoffer2とHoffer3において身体能力に適合していない車いすが処方されている。しかし、当施設所有車いすの台数、種類からそのような対応しか出来ない状況にあると理解できた。今後は、個人の能力に適合する事が可能な車いすの必要性が挙げられる。

足関節へのアプローチにより片脚立位時間に与える影響
埼玉よりい病院 リハビリテーション科

 今回、足関節に対して、関節モビライゼーションと内反抵抗運動を施行すると片脚立位時間にどのような影響が出るのかを検証した。片脚立位時間の測定は、アプローチ前後で平地と不安定なバランスパッド上で実施した。その結果、平地で内反抵抗運動を施行すると片脚立位時間が有意差をもって向上した。また、足関節内反捻挫の既往群と非既往群の2群に分け検証したところ、有意差は認められなかったが、バランスパッド上での片脚立位時間では、既往群は、内反抵抗運動後、そして、非既往群は、関節モビライゼーション後で多くの対象者が向上した。このことより、アプローチの違いによって、片脚立位時間に変化が出る可能性を得た。

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